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みんな、どこかの誰かの2次元

 

アルスラーン戦記」が完結してしまいました。

悲しい。。。

 

ご存知ですかね、この作品。

人気作家の田中芳樹さんが30年近くにわたり書いてきた異次元王国戦記です。

 

 ウィキで調べたら

なんと1巻の刊行が1986年8月で、最終巻の16巻が2017年12月。

なので31年4か月書かれていたわけです。

すごいなー

 

わたしは原作をずっと読んでいたわけではなく、アニメや映画やコミックなどの別メディアで

追ってたので

第1部はカセットブックで網羅したな。。

 

原作の熱心なファン! とかでは全然ないのだけど、それでも

30年追っかけてた作品世界が終焉を迎えると、なんともいえず悲しいです。

 

ひとつの世界が終わったという喪失感もあるし、予想してたけど

全キャラ死亡ですからね。

クソー、田中め。。

 

と、感想はここまでにして、本筋。

書籍でも映画でもなんでも「創作」されるものはじつは必ず

「存在」します。

 

 

うん、「お話」としてね。

じゃなくて、本当に「存在する」んです~。

 

 

便宜上「2次元~作り話」とかしてるけど、実はちゃんとその世界は存在していて

こちら(地球とか、3次元)の誰か(書く人~プロアマ関係なし)がそこにアクセスする仕組み。

 

じゃあ、作家は自分の才能やオリジナリティを発揮していないの? 

誰でもそういうことができるの? というとそんなことはなくて、

広大無辺のある領域にアクセスして、そこと交信し、無数にある次元を選択して

物語を書き綴るなんてことは、才能がなきゃできませんて。

 

そういう意味では作家のオリジナリティや、莫大なエネルギーやとんでもない文章力が

求められるわけですから、すっごい才能です。

プロデュース能力も必要だしね。

 

 

物語の最後、アルスラーン(主人公ね)が言うんです。

 

「天も、地上も、無限なんだよ」

 

まさに、それです。

 

 

 

作品や作家さんの発言を見ていると、わかってらっしゃる、薄々感じてらっしゃる方も

かなりいらっしゃる気がしますしね。

 

ということはですね、逆を言えば、どこかの次元の誰かが、今のわたしたちの物語に

アクセスして、作品として書いているということもあるわけで。

 

 

2018年のこの地球で、新しい世紀、AI、次元上昇、ほかにもたくさんのことがある

この地球の物語を、誰かの想いを、宇宙の異次元のどこかの誰かが

うつしとっているのかもしれない。

 

知らなくても知っている、どこかの 誰かの 想いを すくいとる優しい現象が

「物語」の神髄という気がしてなりません。

 

 

 

最後になりましたが田中芳樹先生、お疲れさまでした。

素敵な作品をありがとうございました。

 

それから、アルスラーン戦記の世界、そして

登場人物であるアルスラーン、ダリューン、ナルサス、ファランギース、ギーヴ、

エラム、キシュワード、ヒルメス、ほかたくさんの皆さま。

ほんとうにありがとうございました。

 

また会おうね。

 

 

作品、長いお話ですが、ぜひ読んでみてください

アニメもあります

 

アニメ2期「アルスラーン戦記~風塵乱舞」

 

現在、荒川弘さんの漫画、連載中です すっごく読みやすいです

講談社 マガメガMAGAMEGA  「アルスラーン戦記」