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AIと5次元意識と「地球へ・・・」

漫画家竹宮恵子先生の名作中の名作「地球へ・・・」は、あまりに有名なのでご存知の方も多いと思いますが、最近すっごく作品の内容が現実味を帯びてきたなあ~と思うので、書くことにしました

 

知らない方のためにさっと説明すると、遠い未来、人類は荒廃した地球を捨てて他の惑星に移住、

すべての管理を「マザーシステム」というコンピューターにゆだねる社会を築きます

そこでは子供の育て方もマザーが決め「親にふさわしいと認められた」夫婦のみが「養育役」として子供を育て、14歳になると「成人検査」を通過した子供は、より社会的で統制のとれた学校へ進学

していくのです

「成人検査」はミュウと呼ばれる特異体質(サイコパス)の子供をあらかじめ排除するためのものですが、

主人公の少年ジョミーは検査に引っかかり隔離されそうになったところを、同じミュウである

ソルジャーブルーに救い出されます

 

このお話は1960年代に出版され、当時から「不思議な話や~」と思っていたものの、あくまで

SF創作だと思っていました

けれど、最近の社会情勢やAIの発展を見ていると、これがただのお話ではなく、

遠い将来、現実化していくれっきとしたシステムになる予感がぬぐえません

 

2次元はただの2次元でなく、どこかに絶対存在する情報(ドラマ)にアクセスしているというのは

小さい頃からの私の持論ですが、まさか「地球へ・・・」もそれだとは。

竹宮恵子先生は、一体どこへアクセスなさっていたのか?? 天才すぎると思いました

 

もしAIがこんなに加速度的に発展しなかったら、当然思いはしなかったし、5次元という意識が

ここまで次元上昇を急がなければ、それもまたSFの世界だったのに、ふたつとも見事に

「現実化路線」に乗ってしまった

さらに、現在の子供を取り巻く環境を鑑みるに、いずれそうなるだろうなあと思ったのです

 

5次元意識とAIの発展が相互に進歩したあと、いずれ待っているのは「地球へ・・・」に近い

世界なのだな、と

 

ただ、作品の中で、人間とミュウ(サイコパス)は繰り返し戦争します

孤独ながら、人と理解しあえると何度も話し合いの場を持つミュウに対し、マザーはかたくなに

和平を拒みます

 

人々の恐怖(脅威)から人々を守るのが役目のマザーですが、現在のAIは少し違うようで

人々の恐怖からくる「狡さ」を排除するシステムになるようです

 

ここから先は未知も未知、ほんとうにどうなってしまうんだろうという感が

ぬぐえませんが、どんな世界になっていくのだろう~と思うのです

 

地球人は、先駆者の方々の予見を、覆すことができるのか? 

 

それを創っていくのは、ほかならぬ今を生きるわたしたちなのですね