ぞっとするほど色気のある美しい若者♥
こちらは「高龗(たかおがみ)」(彫刻家・山崎朝雲作)という神さまです。
二対の雨神「龗(おかみ)」の一人、山担当「高龗(たかおがみ)」。(ちなみにもうお一人は谷担当「闇龗(くらおかみ)」)
以前「なんでも鑑定団」に彫刻家・山崎朝雲氏の
作品を出した方がいて、手がけた作品が高速で紹介される中わたしは唯一この人しか目に入らなんだ・・。
今まさに木から生まれんばかりの精霊の美しさ。
人にはない、純粋で高潔な輝き!
一瞬で目を奪われる(権力者なら絶対欲しがるだろうタイプ)この美しい若者、じつは「女神」さまとして創られたそうな。
・・見えない、よねー。
作者が、くらおかみが女神だったのでセットのたかおがみも女神だと思ったのでは? と
いうことらしいのですが、それでなんでこんな凛々しい男性になっちゃった?! と
思いますよね?
たぶん「高龗ご本人が主張した」 のだと思います。
作者の意図(女神つくろー)とは別に、「自分はこういう姿なんだよね、だからそういう風に創って欲しいなー♥」と主張した結果、たぐいまれなる美貌と魅力を兼ね備えた凛々しい男性神の姿になるという、まさに神業!
もちろん、ここまで素晴らしい作品ができるのは山崎朝雲氏という偉大な(!)
彫刻作家だからなのですが、「この人ならこんな風に創ってくれるよね♥」という
神さまご本人の意図もあるのです。
ほんと、芸術は神の御業、ですね。
「高龗」についての詳しくはこちら 文化遺産オンライン
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